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レビュー内容
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グリーングリーン3 ハローグッバイ

2005/08/05

GROOVER

CARCASSさん

シリーズ3作目の学園ドタバタ系のAVG。前作では下ネタばかりでうんざりでしたが、今回はオープニングから突っ走っている…という感じですね(笑

学園ドタバタ系のシナリオで、シナリオはテンポ良く展開しますし、ノリも悪くはないです。
キャラクターは、やはりグリグリ1のキャラが一番濃く、グリグリ2以降のキャラは霞んで見えます。特にグリグリ2のキャラは存在感自体が薄いですね…(笑今回は、グリグリ1とグリグリ3からのキャラが中心なので、キャラとしては全体的にバランスが悪いように感じます。ただ、この作品から入った人にはあまり関係がないかもしれません。
シナリオは、ヒロインのルートに入る前までは、日常生活がメインです。イベントも連続で発生しますし、ノリが軽いということ、そしてドタバタ系であるということ…で飽きることはありませんでした。しかし、前半部分は完全に共通パートになってしまうので、繰り返しプレイがツライです。また、選択肢によって発生するイベントとシナリオの流れにやや矛盾が生じてしまう箇所があります。これは、おそらくメインルートの朽木双葉をメインにシナリオを書いてしまったために起こっている現象かと思いますが、この辺はもう少しシナリオに接合性を保つように作って欲しいです。
エンディングは、予想外に前向きな内容でした。鬱な展開がありません。

絵はイベント絵が中心にきていることは賞賛できますが、枚数的に少ない感じです。ギャグと軽いのりが中心のゲーム内容ですから、立ち絵の処理が中心に来ても飽きることはないのですが……やはり少ないかと。塗りは、若干アニメっぽい感じの塗り。美麗とは言い難い感じです。1枚絵の構図も、さほど優れている…って思いません……。立ち絵は、目パチ、口パクのアニメ処理があります。

システム面は目立った問題はないですが、セーブ&ロードの操作性が悪いです。おそらく、間違ってセーブ箇所を上書きさせないための配慮だとは思いますが、操作性が悪いのはダメですね。テキスト送りについてはストレスはありませんし、画像効果もちゃんと切れているので、その辺は快適でした。

ボイスは主人公以外のフルボイスという仕様。過去の作品のキャラはさすがに合っているという印象ですが、新キャラはボイスが合ってない気がしますね……。BGMは過去作品からの流用。

プレイした印象は、良作〜普通の出来ってところでしょうか。
日常パートで、飽きさせない作りになっている…というのはさすがだと思いますが、全体的に朽木双葉の話に偏り過ぎている感じですし、エンディングも朽木双葉のルート以外はオマケという印象です。というのも、エンディングの出来が朽木双葉はかなり良くまとめられている感がありますけど、それ以外のルートは正直、テキストを読むのが苦痛になるほどクオリティが低いです。かろうじて樫谷ちとせルートが、このシリーズに共通する話が用意されていますが……何だか強引にシナリオが展開されているだけという印象しか受けませんし、エンディング自体もキャラエンディングというよりシリーズの終わり…というエンディングにまとめられているので疑問に思いました。そのため、全体を通して見れば大した作品には映りません…。
前作に引き続き、過去作をプレイした人向けという印象です。前作では、グリグリ1をネタにしたギャグが中心というのがネックになりましたが、今回はそういった部分で引きずっていないのは賞賛できます。しかし、シナリオの設定がやはりグリグリ1を引きずっているので過去作をプレイしないとあまり楽しめないかと思います(メインルートは多分大丈夫でしょうけどね……)
グリーングリーン2 恋のスペシャルサマー

2004/10/29

GROOVER

CARCASSさん

キャラはやっぱし、前作のキャラの方が濃いです(笑)。しかも、天神のキャラが変わってない??
新しいサブキャラが少しインパクトに欠けますね…。比重が主人公に傾きすぎてるような気がします〜。新規キャラでは主人公も濃い…というのが少しネックになってる気がします。ドタバタ系の掛け合い…というのは当然の如くあるのですが、笑いをとるのに前作のキャラに頼らなければならない状況はちょっと…という印象を受けました。また、ギャグは今作では下ネタが多い……。
シナリオは、学園ドタバタ系です。シナリオは全体的に共通パートのせいか、経営側と生徒側の学園闘争のような感じに映ってしまいます……。柊麻里亜と松浦ルーシー美夏のシナリオは必要だったんでしょうか?個別エンドとしては印象が薄いですね……。エンディング間近の学園闘争のシナリオに押し潰されて大して感動も無く終わってしまうという印象を受けました。
川瀬真菜と丘野ひまわりのシナリオは良かったのですけど、グリグリ1程の感動は感じませんでした……。また、千歳みどりのシナリオは完全に前作をプレイした人向けのオマケですね。逆に前作プレイしてない人にはどうでもいいよう思うかもしれません。
システム面はいまだにダメですね…このブランド。ようやくCGモードが完備されたのはちょっと救いになります(笑
メニューでの右クリックでのキャンセルが欲しいし、セーブくらいはダブルクリックで保存できれば……。あとは音量バランスが悪いのでカスタマしようとすると、イマイチ自由度がないというか……。この辺はまだまだ改善の余地がありますね。
ヒロインの音声はキャラに合っていると感じますが、新規のサブキャラは……イマイチ合っている気がしませんね……。特に堤の音声は、物凄く違和感を感じたのはボクだけでしょうか?BGMは問題なしですね。演奏も生ですし、ノイズも少ないですから。
ゲームをプレイした印象は……グリグリ1をプレイした人向けのゲームかと。前作のサブキャラは登場比率としては低いかもしれませんが、どことなくギャグも前作のキャラにオンブされているという印象です。あとは、前作のメインライターがいなかった割にはよく出来ていると思いますよ。前作と比べれば、どうしても前作の方が良かったように感じますが、ゲーム単品で見ればそこそこレベルの高い作品だと思いますし、前作をプレイした人に対して、シリーズモノとして最低限のレベルは提供できている所に賞賛はできます(最高のレベル…までには全然届いてないですが……)
ドタバタ系のシナリオが好きな人は、満足できる内容かと。
クライミライ

2004/06/25

Flying Shine (黒)

CARCASSさん

アカルイミライを積んでます(笑
良くも悪くも、いかにもFlying Shineさんらしい作品でした。恒例の行動選択型のザッピングシステムですね。教室シリーズをプレイしている人にはわかるでしょう。
シナリオは、ないに等しいです。まぁ、凌辱ゲです。ただ、普通の凌辱ゲにならないところは、Flying Shineの上手いところですね…。ザッピングによって、それぞれの登場人物の心理状態をカバーするのですから、ボクからすると大したものだと思います。ラストはやっぱり、このブランド特有の歪んだ愛というようなかたちで終了しました(笑
絵は……好みじゃぁないですね…。塗りもおそらくこれは、わざとだと思いますけど、美麗とは言い難い気がします。
評価は…さすがのボクでもビミョ〜な感じです。教室シリーズはruf名義で出したから、Flying Shine名義でこのような作品を作ったのでしょうけど…。というより、もうこの手の作品はいらないのでは??他にも、digi ANIMEの委託で"仄かなる絶望の〜"とかで同じ事をやってますからね……このメーカーは。Flying Shineとしては、この手のゲームを作るのは上手い…というのはわかりますけど、同じような作品を幾つも出すのは……疑問です。
教室シリーズをプレイしていない凌辱ゲが好きな人は買いかな…。まぁ、この手のゲームが好きな人は、満足するかもしれません。ゲームの完成度としては非常に高い作品ですからね!!
黒より昏い青

2004/07/23

LiLiM

CARCASSさん

このブランド、前身はBunny Proだったハズだけど、随分様変わりしたなぁ…。昔の方がまだ、良かった気もします。
まず、シナリオがダメですね。話の設定自体がツマラナイ。主人公の内面を描くにしても、それを文章で表現する力がこのライターにはないですね。作品の内容に惹かれる要素がありません。というより、単に触手系の凌辱ゲを作りたいがために、このような設定になっているかと。内容的に薄っぺらいですし、最近のゲームにしては短いなぁ…。
BGMは過去のLiLiM作品からの使いまわしです。あんまり良い…とは思いませんね。
CGは塗りがイマイチかなぁ…。わざとなのか??原画が豆戦車氏ですけど、なんかボクの記憶にある絵のタッチと全然違うなぁ。今回の絵って、なんか古臭くなったというか…昔のエロゲによくあった絵ですね…。まぁ、ボクはこういった絵は好きだけど、どことなくレトロな感じがします〜。
通しでプレイすると、なんとなく中途半端なゲームです。凌辱ゲというわけでもなく、シナリオが重視されているわけでもありませんでした。TRUE ENDのラストは、感動系っぽいけど…普通のレベルですね。取り立てて良い…とは思いませんでした。まぁ、触手系の絵が好き&そういうシチュエーションが好きなら満足できるかもしれませんね