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夢みてナイト!〜The Night of Beautiful Dreamer〜 | 2005/04/15 |
Studio Ring |
CARCASSさん |
見習いの夢魔が一人前になるために、主人公の家に押しかけて…という内容。 ゲームは選択肢によって、シチュエーションとなるカードを集めて、そのカードの組み合わせによって見られる夢(妄想)が違う…という展開です。夢(妄想)の内容は……まぁ、エロのシチュエーションしかないのですが(笑 シナリオは、序盤〜中盤はゲームの趣旨である夢(妄想)の部分に重点が置かれているので、どちらかと言うとエロ重視の傾向です。序盤は結構ドタバタした雰囲気でスタートするので、中々良い感じなのですが、ゲーム中盤からはマンネリ化してくるので飽きてくる傾向に……。ラストは意外と純愛系で完結するというシナリオの展開でした。ラストだけ見れば中々良い作品だけなんですけど 絵は、結構良い感じに仕上がっている印象を受けました。1枚絵の表示が多いので、テキストと立ち絵ばかり見せさせられるゲームよりマシです。塗りも良い感じで、美麗ですね。 主題歌は…下手だな……。歌部分の音量を下げて、バックの演奏を強調して誤魔化してくれる方が良かったかも(笑)。そもそも、バランスが悪いので聞いてられない。 システム面は、Stusio Mebiusからの流用ですが、以前よりもかなり改良されていて、結構使いやすくなっています。しかも、CPUの占有率が下がっていて、別のバックプログラムを走らせても快適に動作するのが大きく変わった点ですね〜〜。 テキストの送りも快適ですし、以前の不満点はかなり改善された印象を受けました。惜しむところは、デフォの設定がイマイチというところ。いらない機能がONになっているので、デフォ状態ではストレスです……。 プレイした印象は、良作まではいかない普通の出来という感じ。さほど、悪いという感じもなければ良くもない…という印象です。 中盤までの妄想シーンで、エロゲとしても十分成り立つ作品かと思います。…が、妄想シーンを取り除いて考えた場合に、ヒロインとの関係が非常に希薄な内容かと思います。そのため、ラストに繋げるシナリオの展開がやや強引に思いました。ラストは、純愛系・ハッピーエンドということで、万人受けするような展開ですけど、そこまで持っていくだけの説得力が足りていません。 ただ、あまり深く考えずに単なるシチュエーションエロのゲームと思ってプレイすれば、良作かもしれませんけどね(笑 |
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幽明境を異にする | 2004/09/10 |
美遊 |
CARCASSさん |
あの世とこの世の境という、中々意味深なタイトルですね…。ゲームをプレイすればゲームタイトルの付け方はウマイとわかります〜! 図書室で見つけた何十年も前に書かれた恋文に興味を持った主人公とヒロイン(一ノ瀬まどか)が、その手紙に書かれた通りの行動を取っていると、現実世界へ戻れなくなってしまうというミステリーものです。 ゲームは行動選択型です。ただ、その選択量が物凄く多いので、少しゲンナリしてしまいますが……(行き先は、はっきりしているので直接行けるようにして欲しいと思いますね〜)。 しかし……面白いシナリオでした。オープニングからゲームの世界に惹かれましたよ。また、BGMが上手くマッチしていてゲームの世界を上手く盛り上げていますね。特に効果音で、恐怖感やその緊張感などが上手く伝わってきますので、シナリオの展開の仕方は非常に上手いと思います。 ただ、エンディングはやや不満があります。このゲームのエンディングの数は非常に多いのですけど、そのほとんどは必要性を感じません。特に、現実世界に戻っても主人公とヒロイン達が、非現実世界での出来事を続けているという一部のエンディングには理解し難いものがありますね。トゥルーっぽいエンディングはよくまとめられている感じはしますので、どちらかと言うとこの系統のエンディングで全てをまとめて欲しかったなぁ……と思います。 このシナリオの全貌は過去編(想記)がキーになっています。この辺のシナリオも上手いですね…。主人公がこのような状況に陥る理由付けを上手くまとめている内容でした。 エロは凌辱っぽいのがメインですね。厳密な凌辱とは少し違う気がしますが、ムリヤリするというのが多いかな…。 CGも良い感じで仕上がっているという印象です。確かに絵は少しクセが強い感じなんですけど、シナリオの文章と絵が上手く反映されています。絵の細部に渡ってそういった気配りがありますので、やはり完成度は高いという印象を受けました。残念なのは、立ち絵のバリエーションがもう少し欲しいところ…ぐらいかな〜〜。 ゲームをプレイした印象は、かなりの良作かと。全ての面で完成度の高い作品だと思いました。ただ、難易度がやや高いということと、全貌を知るには全てのシーンを回収して、過去編を見なければならない……ということから、手軽にはプレイできない…という印象です。もう少しエンディングを整理して、簡潔にして欲しかったですね。 |
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夕緋ノ向コウ側 | 2004/10/01 |
Base Son |
CARCASSさん |
主人公にオカルト的な出来事が夢か現実かがわからないままに直面してしまう…という話かな……。最終的には、夕日の向こう…の世界に引き込まれる理由が綴られてますが… シナリオはまぁまぁというレベル…。日常的な生活で、学校が主な舞台になっているのですが、不用な会話が多くて少し退屈な感じがあります。また、この作品の世界観に惹かれないので、イマイチ理解し難いシナリオに感じました。あとは、暗い作風ですね…。このブランドの過去の作品も暗いですし、このようなゲームしか作れないんでしょうか?鬱なシナリオではありませんが、こうも作風が暗いと鬱な気分になりますよ……。まぁ、オカルトという時点で作風が暗いのは構いませんが、そういう状況にあっても主人公に悲壮感というものが伝わってこないので、イマイチ緊張感に欠けますね……。ゲーム設定とかは結構面白い題材かと思うのですけど、それを活かす力がないんですね〜。 あとは無駄な文章が多いです……。以前の作品からそうなんですが、このブランドの特徴でしょうか??もっと簡潔的な文章にして欲しいです。表現が過多すぎて、読むのがシンドイ。また、堅苦しい表現が多いのでテキストを読む気が起こらない。つーか、コレがゲームだということを忘れてません?小説のような表現は不要なんだが……なんか、ライターの自己満足な文章をダラダラと読まされているだけのような気がしました。 音楽は、ゲームの雰囲気に全然合っていません。単にBGMがなっているだけです……。 キャラは作り方が下手ですね。キャラの特徴がないというか……どのキャラも同じに見えます(勿論、絵は全然違いますが……)。CGは美麗ですけど、構図がどれも似たり寄ったり…という感じ。作風が暗いせいか、CGの彩色も暗いです……。雰囲気には合っていますが、コレと言って良い!…という絵がないですね。 印象としては、普通。取り敢えずこのブランドは、ゲームの作りが下手だと思います。正直なところ、単に小説を読まされただけ…という感じです。もう少し、文章を簡潔にして、ビジュアル面での強化が必要かと。その辺が整理できれば良作になったかも〜 |
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